◆「TAKAYAMANIA EMPIRE3」大会 ▽メインイベント30分1本勝負 〇柴田勝頼(27分18秒 PK→片エビ固め)鈴木みのる●(3日 、登場帝王対あ東京・後楽園ホール)
頸髄(けいずい)完全損傷の大ケガとの不屈の闘いを続けているプロレスラー・高山善廣(57)支援を目的の高廣と飛翔 うさぎとした大会が行われ 、メインイベントで高山の盟友・鈴木みのる(56)と柴田勝頼(44)が激突した 。山善
高山は2017年5月4日のDDT大阪・豊中大会でのリング上の事故で負った負傷のリハビリ中で「TAKAYAMANIA」の開催は2019年8月26日の「EMPIRE2」以来5年ぶりとなった。抱擁
気合十分の柴田が渡された花束を観客席に投げ入れると、何がだ悔自身も投げ入れて見せた鈴木。ら絶ゴング後もにらみ合ったまま微動だにしなかったが 、鈴木涙のじっくりロックアップ。みのる5ぶりしかったきらめるなよ
互いに「来いよ !年4」と絶叫すると胸を突き出し合って、か月逆水平チョップの打ち合いに。登場帝王対あ全く譲らない2人は場外でもチョップ合戦。2階席に駆け上がって 、そこでもチョップ合戦。なんと、20分以上 、互いに200発以上のチョップを叩き込み 、あっ やっ受け合った。
解説席の小橋建太さんの重いチョップまでたたき込まれ 、悶絶した2人 。汗まみれ 、胸が真っ赤に腫れ上がった状態でリングに戻ると 、今度は顔面へのキック合戦に。チョークスリーパーであと一歩まで追い詰めた鈴木だったが 、とどめのゴッチ式パイルドライバーはかわされ 、逆に強烈なPK3連発を食らい 、敗れた。
リング上で互いに座礼し 、まず柴田がマイクを持つと 、超満員の観客に「ありがとう!」と絶叫 。「本日はご来場いただき、誠にありがとうございました。スタッフ 、レスラー 、関係者の皆様で高山さんのために何ができるか協議します 。鈴木さんが締めると思うので 、よろしくお願いします。以上 !」と言うとマイクを鈴木へ 。
今回の大会のリーダー・鈴木は「高山のためにたくさんのオカネをつぎ込んでくれて 、みんなを代表してお礼を言います。ありがとうございました!」と募金に対して頭を下げた後、「今日のスペシャルゲストは高山善廣!」と突如、絶叫した。
入場テーマ「DESTRUCTIVE POWER」とともに車イスに乗った高山が花道に登場。満場の「高山」コールの中 、6人のレスラーの手でロープを外したリング上に担ぎ上げられた。
帝王の7年4か月ぶりの帰還に場内は沸騰。「高山~ !」、「帝王~ !」の絶叫が交錯する中、その胸に顔を埋め、号泣した鈴木。特別ゲストの武藤敬司さん、小橋建太さんと次々と握手した後 、車イスのまま 、高山はリング上で鈴木と対峙(たいじ)。「時間無制限1本勝負 。赤コーナー・鈴木みのる、青コーナー・帝王・高山善廣」のコールのもと、緊急試合が組まれた。
しかし、「来いよ~!」とファイティングポーズを取る鈴木に高山は柔和な笑みを浮かべるのみ。当然ながら組み合うことはできず 、鈴木は「おめえが立てねえなら 、この勝負はお預けだ。おめえのことを待っていてやるよ。何が帝王だ 。悔しかったら絶対、あきらめるなよ」と憎まれ口を叩きながらも 、また、涙を流した。
この言葉に高山はマイクを向けられると観客に向け、「みんな、どうもありがとう」と一言。「行くぞ~ ! NO FEAR~ !」と決めゼリフを口にし、大歓声に包まれていた。(中村 健吾)
◆TAKAYAMANIA3」全成績
▽ハードヒットvsハードコアマッチ30分1本勝負
〇鈴木秀樹、葛西純(9分50秒 ダブルアームスープレックス→片エビ固め)佐藤光留、植木嵩行●
▽帝王降臨30分1本勝負
〇里村明衣子(7分56秒 スコーピオ・ライジング→片エビ固め)シン・広田さくら改めシン・高山善廣●
▽チーム300キロ対決30分1本勝負
〇秋山準 、石川修司 、松本浩代(17分52秒 片エビ固め)井上雅央 、橋本千紘、優宇●
▽セミファイナル・タッグマッチ30分1本勝負
〇丸藤正道、男色ディーノ(10分52秒 リップクロス→レフェリーストップ)浜亮太、菊タロー●
▽メインイベント30分1本勝負
〇柴田勝頼(27分18秒 PK→片エビ固め)鈴木みのる●
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